今日は受付
どうもやなぴーです。
ここに座っていることが多い気がする今日この頃です。
今日は受付係。今回はセンターの受付の様子です。
沼コースの入口、ヒグマ情報センター。今日開放しているのは左コース高原沼往復。
ここでは、ヒグマの出没状況や歩道の状況、ヒグマに出会ったときの対処法と、ヒグマに出会わないための対策などのレクチャーを聞いてから入山するシステム。
このレクチャーをするのが主な仕事です。(写真は佐久間さん)
パトロールから新しい情報が入ると最新情報が書き込まれます。
他、みんなが撮ってきた写真から展示用や沼情報誌に使う写真を選別したり、ヒグマの記録を整理したりです。
ヒグマの記録。できる範囲で個体識別してます。(これが中々キビシイ)。
10日おきに発行している沼情報誌。
山にいて事務をしているといろいろ病んでくるので気分転換に外に出ると、ヒグマを見つけたりします。
登山者や観光客が集まってくるとちょっとした観察会が始まったりして。
今日のお昼。なんと麺タイプのプロテイン。炭水化物を目の敵にしている方、オススメです。
ごまだれでいただきました。強い体を作ろうゼ(笑)
パトロールたちが帰ってきました。今日は田中さんと頓花ちゃん。
ミーティング。今日の出来事を共有します。
16:00の白雲避難小屋からの定時無線を取り、1日が終わります。
お疲れさまでした~。 やなぴー
〇〇後の感覚
こんにちは〜、どんがです。
皆さま、町の方は蒸し暑い日が続いているみたいですがお身体の方は大丈夫ですか?
こちらはとても涼しく、大阪から来た私にとってこんなに過ごしやすい7月はいつぶりでしょうか。
先週体験した初めてをひとつ…
木材の荷揚げです!
木材を背負うと右へフラフラ、左へフラフラ
バランスを取るのが難しく、いつもより慎重に歩きます。
(この状態でヒグマと遭遇しませんように…)
途中、入山者の方がいらしたので木材を下ろしパトロールへ
ザックだけで歩き出した瞬間…
「かるっっ!」
足がスイスイ動き、どこまでも歩けちゃいそうな勢いでした!
(この開放感はクセになりそうです…)
この感覚を体験したい方は是非8月のイベントにおいでください〜。
一緒に荷揚げできるのを楽しみにしてマス!
今の時期はヒグマやその他の動物たちの活動、ここだけの夏の植物が楽しめます!
涼みがてらに自然に触れてみませんか?センターにてお待ちしております〜。
(※蚊がとても多いので、虫除けスプレーやネットのご用意を。)
ではまた〜。
クマセンターな日々
こんにちは センター員の泉田です。 ヒグマセンターは今年から新しい体制に変わり、過去4人だったセンター員も8人に増えて皆それぞれが今後の進展を目指して日々 奮闘しています。 そんなクマセンターの日常をかいつまんでブログに綴っていきますので 皆様 よろしくどうぞ。
それでは〜Let's Roll!
クマセンターな朝
おはよう。朝からいい笑顔で鼻息があらいぜ、 やな🅿
さて、朝食を済ませたら仕事だ 力自慢の男塾達は2本、3本と担ぐのだが 自分は塾生では無いので一本にしておく。こいつを地道に運び整備の材料とする。毎日運ぶ
涼しげにスタスタと先をゆく頓花さん…まって〜
梅花藻たゆたう清流…見つめて一時の癒やしも束の間 ○uck'n mosquitoが半端なく攻撃してくる。 アースジェット吹いたろか!!
毎日10箇所以上刺されながら資材置き場に到着だいぶたまってきたぜ。 ところで、世の中にはシェイプアップに余念がない方々がいる様だが、これを毎日担いで運べば 貴方もスグにケツプリですよ。 センターの受け付けで申し出てくれれば背負子をお貸しします。よろしく。
緑沼で頓花さん発見。 バードウォッチングですか〜?
「全然どこにいるかわかりません」
クマセンターな昼
緑沼から歩くこと約1時間。熊五郎たちの餌場に到着! 7月は大抵この斜面で草とか食べてる…
むむ? 早速発見だ。
わかるかな〜この写真じゃわかんないだろな〜
この雪渓の右下らへんにいるんですよ。
この子です。
と、そこへ カルロス・ゴーン似のアメリカ人夫妻が到着。クマいるよ え ドコドコ?ワーオ!
はしゃぐゴーン夫妻。いい思い出ですね
ここは頓花さんにひとまず任せて、三笠新道の様子を見に行く事にする と…
おっさんグマ発見 ハラをボリボリかいている。
ひとしきりくつろいだあと下がって行ってしまった。
再び大学沼へ戻ると…
クッソ 雨が!いい天気になってきたぜ!
雨も本降りになってきたし お客さんもいなくなったので、三脚かたして撤収。 北海道に梅雨が無いなんてもはや都市伝説 気○庁も意地張ってないで北海道梅雨入りしましたって言えばいいのに。 今日は特別なこともなく平和に終わった1日でした。また自分の番がきたら何かと書き込みますのでよろしく〜 さっ 帰るぞ〜 今日の収穫はクマ2頭だ!
ヒグマとエコツーリズム
こんにちは。大雪山案内人の佐久間です。層雲峡ビジターセンターに加えて、今季はヒグマ情報センターの活動のお手伝いをしております。
今年度からヒグマ情報センターの運営主体が替わり、現場に来ないと情報が取れない「情報センター」から、積極的に情報発信をする情報センターに衣替えをしようとメンバーが頑張っており、筆不精な私も時々ブログを書くことになりました。文字ばかりになると思いますが、ご勘弁を!
さて、「情報発信をする情報センター」とともに、今後の活動の柱になるのがエコツーリズムです。エコツーリズムの定義は人によってさまざまですが、発祥の地と言われる東アフリカや中南米では、絶滅の危機に瀕する動植物を保護するのに必要な資金を、欧米から訪れる観光客が落としていくおカネでまかなうというシステムを構築し、後にそれが「エコツーリズム」と呼ばれるようになったようです。
まだ「エコツーリズム」という言葉がなかった時代に、初めてこの旅行形態を体験したのが東アフリカでした。ケニヤの首都ナイロビのスワヒリ語学校を卒業した直後、友人から「ゴリラとチンパンジーを見に行かないか?」と誘われ、類人猿に興味があったわけではなかったのですが、面白そうなので一緒に旅をすることになりました。1989年のことです。
ケニヤから、内戦が終わったばかりのウガンダに入り、世界を震撼させた大量虐殺がその後起きるルワンダを抜け、ザイール(現・コンゴ民主共和国)に入るというルートでした。現在ではあちこちで反政府勢力と政府軍の軍事衝突があり、とても旅行などできる地域ではありませんが、その当時は東西冷戦時代の末期で、かろうじて熱い戦争にはなっておらず、呑気に旅を楽しんでいました。
映画『霧の中のゴリラ』で有名なダイアン・フォッシーが研究の拠点にしていたヴィルンガ火山群のカリソケ研究センターでマウンテンゴリラを観察し、タンガニーカ湖畔・マハレ国立公園にある京大の研究施設でチンパンジーを追いかけ、ザイールでは、現・京大総長の山極壽一さんが研究拠点にしていたカフジビエガ国立公園で東ローランドゴリラを見ました。
もちろん観光ツアーなどありませんから、鉄道と路線バスを乗り継いで移動し、現地のマーケットで食料を買い出しして、薪でご飯(インディカ米)を炊くというスタイルです。ほとんど車が通らないデコボコ道を延々と歩いたり、自転車よりも遅い速度で移動するボロ船に乗ったり、ヤギや鶏と一緒にトラックの荷台に積み込まれて移動することもありました。
そんな「ツアー」でしたが、人間に最もちかいチンパンジーやゴリラと接するのはとても刺激的でした。望遠レンズがなくても写真が撮れるような距離で、シルバーバックのドラミングを見れるのですから、すごい迫力です。チンパンジーの観察は群れの中にすっかり入ってしまうので、食べているフルーツが頭上からポロポロ落ちてきます。拾って食べて見たけど、とても酸っぱくて食べれませんでした。
ルワンダやザイールでのツアー代金は当時一日100ドルでしたが、これだけの体験を得られるのであれば、貧乏旅行者でも100ドルくらいは安いものです。そしてツアー代金の一部が、絶滅に瀕している彼らの保護に役立つのであれば、何かいいことをしたような気にもなります。つまり、利用者(旅行者)と管理者がウィンウィンの関係を作れる「ハッピー産業」がエコツーリズムという仕組みです。
このエコツーリズムの仕組みを大雪山でも作れないかと考えています。気候変動の影響でダメージを受ける動植物の保護のような大問題にはいまのところ対応するのは難しいですが、年々侵食され拡幅する登山道の保全や、拉致化が進むテントサイトの植生復元、携帯トイレブースの増強のような「対処療法」には対応できるのではないかと思っています。
とくに高原温泉の沼めぐりコースは、ヒグマ情報センターが「関所」になっており、来訪者のコントロールが容易であること、亜高山帯に湿原が広がっていることから変化のある自然景観が楽しめること、ヒグマを観察できる機会が多いことなどから、新たなエコツーリズムプログラム開発の可能性が大きいと予想されます。
エコツアーの先進地では、ツアーによって生まれる雇用で、関係者が人並みの生活を送れるようになったり、ガイド収入を地元に還元することで、経済の循環も生まれています。その「はじめの一歩」として、沼めぐりコースを始めとするエコツアーを積極的に作っていきたいと考えております。みなさまよろしくお願いいたします。
3連休のおはなし
田中です。
クマだけでなく・・・
岡崎です。
ヒグマや紅葉の名所として知られる沼巡りコースですが、この残雪時期は風景の変化が多い、とても見所のあるコースだと思います。
ヤンベタップ沢には噴き出す源泉を見ることができます。
雰囲気のある道
まだミズバショウが咲いています。
あんがい花が多いんです。
雪解けると花が咲き始める場所
緑色の種類の多さ。
登山道整備をするべき場所はたくさんありますが・・
緑沼から先は長靴が良いでしょう。
渡渉も楽しい
気分の良い道
看板に命令される。この時代のおおらかさが良いですね。
緑に黄色は合います。
やらせなんです!!わざとなんです!でも気をつけて。
手前の枯れたカンバ。奥の倒れかけたカンバ。残雪。青空。鏡の水面。完璧です。
!!!登山道でなければ良いのに・・。
夏ですが、涼しいです。
氷のような雪解け水を平気で泳ぐ凄いヤツ。
整備しなければなりません。管理すべき場所です。
気をつけて!
雪の上は自由です。落ちないように。
下界はこれだけ暑いのにまだまだ。
イイ感じです。
クマは当たり前にいて不思議ではない場所。
雪が融けつつ、芽吹き、花が咲く。
今日は雨が降り、きっと明日は景色が変わる。
日々成長していく風景が面白い。