コース一周、制限します。

<コース1周を制限します>
高原沼~空沼の間でヒグマとの近距離遭遇が連続したため、ヒグマが居ついていないことが判断されるまで、1周開放を制限し、大学沼往復のコースとします。
8月6日、センター員が空沼から高原沼へ移動していた時、登山道付近20mほどにヒグマを確認し、ゆっくりと空沼方向へ退避。ヒグマも移動したため、しばらくした後もう一度高原沼へ向かうと、登山道上にヒグマを確認。距離は10m以内。ヒグマは驚いて逃げ、センター員も反対方向へ退避するも、ヒグマはセンター員が退避した先へ向かっていたようで、退避先の藪の中で唸り声を聞きました。
この付近では7月末にもペアのヒグマが目撃されており、ヒグマの好む植物が生えてきたのかもしれません。
今回の失敗としては、センター員がたまたまこ区間だけ鈴を鳴らさずに行動してしまい、ヒグマがこちらの存在に気が付かなかった可能性があります。
センター員と至近距離で遭遇したときは、ヒグマは逃げ出しているため、人を怖がらないヒグマではないと思われます。
ですが、数日間は用心し、この場所にヒグマが居ついていないことが確認されるまでコース利用を制限し、大学沼までのコースとします。
多い日には10頭ものヒグマが確認できる高根ヶ原斜面。しかし草地で見られる場合のみの数字です。藪の中にいるヒグマは見つけることは出来ません。
どこにでもヒグマは棲んでいると考えて、鈴を鳴らすなどヒグマとの距離をとる行動をお願いします。

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