はじめまして!?また来年
シーズンは終了しましたが・・・はじめまして、野戸です。
私事ですが、ヒグマ情報センターには数えるほどしか入ることができず、あまり仕事の内容や雰囲気をつかむことなく、貢献することもせずにシーズンを終えました。
それでも、ここにシーズンを通して関わることができたのは幸せな時間でした。
さて、今年も美しい紅葉が人気だった大雪高原温泉の沼コースですが、特に個人的なオススメの季節は春です。
改めて、春の沼をご紹介。
紅葉も然る事ながら、大雪山の中でも最も豊富な残雪が素晴らしい景色と環境を生み出します。
秋の燃えるような赤や黄に対し、春は萌える青が光ります。
輝く沼がきれいです。
ダケカンバの新葉が一斉に芽吹くと、放出される化学物質で、周辺が薄っすらと青みを帯びるブルーマウンテン現象なんて面白い現象が見られることも。
ヒグマが頻繁に出没するまでの間、春限定で通行することができる三笠新道。
高根ヶ原に上がれば、沢山の高山植物を見ることができ、沼も一望できます。
意外と通ったことない方、多いのでは?
アイゼンやピッケル、地図、コンパス必須ですが、来春歩いてみてはいかがでしょう。
また、今シーズン印象的だったのはヤンベタップの橋架けです。
詳細は「ヤンベの橋架け - 大雪高原温泉ヒグマ情報センター blog」
毎年単管を組み、橋を設置していましたが、このコースの景観に相応しい橋の設置をしよう!と。
橋に利用したのは立派なアカエゾマツの倒木で、長さ7、8mほどだったでしょうか。
縦に反割りしたものを約600m先まで運びます。
人力です。
令和です。
結局この日は、3人がかりで300m程しか運べず、後日機械を利用したのですが。
まずは、あるもので。一番の再生産可能エネルギー「身体」をつかう山仕事。
最高なんです。
その後も、関係者やボランティアの方々のご協力によって、木道の設置や整備がすすみました。
有難うございました!
是非とも来年は、自然が凝縮された大雪高原温泉沼コースにシーズンを通して登山に来てください。