30万円の募金が集まりました!!
今期からヒグマ情報センターでは沼巡りコースの登山道整備を行なっています。
なかなか整備に費やす時間も少なく、暇を見つけては少しずつ、というスタイルで行ないましたが、荷上げや施工ボランティアに来てくれる人のおかげもあり、エゾ沼の整備やヤンベの橋、各所の階段、新規木道は40基ほど作ることができました。
木道が崩れて周りの植物帯を歩かれてしまうことも多くありました。
これは登山者のモラルという問題ではなく、しっかりした整備が必要ということだと思っています。
正確に測ると木材の重さは重いもので1本17㎏!! やたらと重い!!
木道は重いものでは1基当たり70㎏を超すものもあります。
40基の増設、凄いです。ボランティアの皆さん、ありがとうございました。
登山の途中でエゾ沼整備を手伝ってくれた山守隊員の方々。
そして、今期はシャトルバスの期間から登山道資材のための募金をお願いしました。
木道の追加や各所の整備には資材が必要です。上川町(上川町登山道連絡協議会)と相談し、登山してくれた人に来年の整備資材のために、とできるだけ声掛けしたところ、多くの人が快く募金してくれました。
20年前のヒグマセンターの募金はほとんど集まらなかった記憶があります。登山者の方々の自然保護に関する意識はものすごく変化していました。
しっかりと集計。なんと約20日間で30万円超の募金が集まりました。
日本人、外国人に関わらず、快く。1万円札を入れてくれたのは外国人の方。
募金してくれた人に配るステッカーは山守隊の企業会員である旭川南病院、株式会社ファインズ様から頂きました。いつもありがとうございます。
内訳書を作り、上川町役場へ。
上川町登山道連絡協議会へと引き渡します。来年はこのお金がすべて木道資材に使われます。
実は今期も10万円分の木材を上川町登山道連絡協議会が買ってくれました(シャトルバスの運営費からと聞いています)。これも荷上げは来期ですが、来期はトータル40万円分の木道資材が使えることになります。スゴイ!!
ただし、頑張らなければならないことが一つ・・・。
荷上げです・・。40万円分の資材は計算すると3トンくらいになる・・。
山守隊の理念は「つらいことほど楽しくやろうぜ!」。
荷上げイベントやりますよ!
登山道やトイレなど、環境保護のために利用者自らが負担することは、今までも多々議題に上がっていましたが、山岳関係者が一番消極的だったような気がします。
登山者と話をすると、多くの方々がしっかりと管理されるならば喜んで支払う、と言ってくれる人が半数以上になりました。
受益者負担は協力金、入山料、入域料等々、様々な形がありますが、利用者が支払ってくれたお金が、どれだけ集まり、どのように使われ、どういう成果ができたのかをしっかりと伝えることがとても大事になってくると思っています。
透明性を保ち、将来にわたる計画性が見え、成果が評価されること。
ヒグマセンターでは、まずはそれらをしっかりと伝えることから行動していきたいと思います。
登山してくれた方々、ボランティアで手伝ってくれた方々、募金をしてくれた方々、応援してくれた方々、本当にありがとうございました。
来期は成果が見えるように努力したいと思います。 おかざき