<残念なお知らせ>その2 紅葉時期の規制について

<残念なお知らせ>その2
 
●紅葉時期の規制について
 
毎年高原温泉地区では紅葉時期には自然保護のためマイカー規制を行ない、シャトルバスを運行しています。しかしながら今期はコロナウイルス拡大防止のためシャトルバスの乗車人数を制限し、高原温泉への乗車人数は一日240人までとなっています。休日も平日も変わらずこの人数制限があるため、とくに休日には乗車できない可能性もあります。予約は無く、現地での整理券配布のため、遅く来た場合、現地で乗車を断られるケースもあると思われます。
 
昨年はシャトルバス規制の10日間のうち、240名を超えたのは7日間。一日で600人ほど入山した日もあり、昨年同様の入山がある場合、半数以上の方が入山できないことになります。コロナで観光客が減少する可能性が高いとはいえ、トラブルが多発するような気がしています。シャトルバスの運営を決断してくださった上川町へは感謝ですが・・。
 
シャトルバス期間
高原温泉:9月18(金)~27(日)定員一日240名まで
銀泉台:9月12(土)~22(火)定員一日300名まで
 
沼巡り登山コースを管理運営するヒグマ情報センターとしては、大雪山屈指の紅葉をぜひ見てほしいのですが、今期は制限が強いのでお勧めできません。本当に残念です。
トラブル回避のため、この情報をシェアしていただけると幸いです。
 

<残念なお知らせ>その壱

ヒグマ情報センターのお隣り、大雪高原山荘の日帰り入浴などが制限されます。
9月10日から30日まで、コロナウイルス拡大防止対策として
 
・日帰り入浴
・レストランの利用
・貸長靴
売店利用
・山荘トイレの利用
 
など宿泊客以外の方の利用が禁止されます。
 
紅葉シーズンは多くの人が訪れる場所となり、コロナウイルスの蔓延が収まっていないため、やむなくの対応となります。なお、宿泊される方は通常通りの利用となります。
沼巡りや緑岳登山と高原山荘の温泉入浴はセットになっている方も多いと思います。とても残念です。

8/16「日曜日の登山道整備」

8月16日「日曜日の登山道整備」を行ないました。
今シーズン、延べ100名を超えるボランティアの方々に運搬してもらっている木道資材。これを使って緑沼周辺のぬかるみを解消すべく、木道を作成・設置する作業をしました。

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現地集合、現地解散の自由参加の登山道整備でしたが、当日はボランティア・センター員含め17名の参加。17基の新規木道設置と数基の既存木道据え直しを行ない、約40mのぬかるみを解消できました。
ぬかるみの道はとにかく泥だらけになる作業。皆さん、カッコよく泥にまみれてくれました。

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木道作りもボランティアの方々に段取りとポイントを伝えると、だんだん手際が良くなり、こちらの設置が間に合わないほど素早くなってくる・・。ボランティアの方々はもう登山道管理においては大きな戦力です。

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まだまだ続く登山道整備。高原温泉沼巡り登山コースでも裾合平方面でも、黒岳方面でもやりたい場所はたくさんあります。できるのはあと一か月ほど。短いシーズンですがいろいろな人と一緒に、楽しめるアイデアをもって取り組んでみたいと思います。おかざき
 

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季節はころころと・・・

こんばんは、お盆はいかがお過ごしでしょうか?
内地は暑いみたいですね、ヒグマセンターの昨日8/14の朝の気温は9度、、、
あっという間に夏が終わってしまったような。
来られる際は防寒具もそろそろ必要ですよ。
 

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今日は久しぶりにヒグマが見られない日でした。
これからヒグマたちは生活場所を変えるのか例年だんだんと見られる頻度が減っていくそうです。
少し寂しいです。
 
春だなぁと思ったのも束の間、暑い夏がほんの数日、見渡すと秋がすぐそこまで来ているなぁと実感します。
今日鴨沼で小さなカエルたちがピョコピョコ飛んでいましたがよくみるとまだ尻尾がついていました。
6月に来たときにはまだたまごだったのに、、、
 

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こんなふうに毎日同じところを歩き変わっていく景色を見ていると自然の力にはただ、驚くことばかりです。
みなさんも一度と言わず季節を変え訪れてみてください。
 

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今日の高原はしっとり

ご機嫌いかがですか??
ヒグマ情報センターの加藤です。
珍しい北海道の梅雨。降ったり止んだりの毎日ですが、雨が降り、洗われた空気の中で揺れる、しっとり濡れた登山道の植物たちの姿は、どこか特別な雰囲気を漂わせます。

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日々同じコースを巡回させていただいていますが、その日その日の天気によって、山はその表情を変えているような気がして、日々新鮮です。

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本日は植物のお写真だけですが、
勿論、ヒグマさんもまだ見ることができます!
ヒグマを見に登ったついでに、登山道ならではの雰囲気も、感じてみてください!!

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大はしゃぎするヒグマを目撃

いかがお過ごしでしょうか、加藤です。
悪天候が続きますが、それでも山のクマたちは元気いっぱいです。
ある時、登山客の方々が下山し、雨の勢いも上がってきたということで、隊員の森田さんと下山しようとした時、コウモリ雪渓の近くの別の雪渓にて確認していた一頭のヒグマが、雨が降って嬉しかったのか、雪渓で大はしゃぎ、、、、、!!
 

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転げ落ちて行ったり、勢いつけて気持ちよさそうに滑ったり、背中をゴシゴシしていたり、、、雨天につき撮影はできなかったのですが、そんなヒグマの姿を見ていたら我々の心も和んでしまいました。とても貴重な体験でした。
これからお盆を迎えて、少しずつヒグマが見える機会も少なくなってそまうこれからの季節、、、その前に機会があれば是非、ヒグマを見にお越しください!!
以上、加藤でした。

コース一周、制限します。

<コース1周を制限します>
高原沼~空沼の間でヒグマとの近距離遭遇が連続したため、ヒグマが居ついていないことが判断されるまで、1周開放を制限し、大学沼往復のコースとします。
8月6日、センター員が空沼から高原沼へ移動していた時、登山道付近20mほどにヒグマを確認し、ゆっくりと空沼方向へ退避。ヒグマも移動したため、しばらくした後もう一度高原沼へ向かうと、登山道上にヒグマを確認。距離は10m以内。ヒグマは驚いて逃げ、センター員も反対方向へ退避するも、ヒグマはセンター員が退避した先へ向かっていたようで、退避先の藪の中で唸り声を聞きました。
この付近では7月末にもペアのヒグマが目撃されており、ヒグマの好む植物が生えてきたのかもしれません。
今回の失敗としては、センター員がたまたまこ区間だけ鈴を鳴らさずに行動してしまい、ヒグマがこちらの存在に気が付かなかった可能性があります。
センター員と至近距離で遭遇したときは、ヒグマは逃げ出しているため、人を怖がらないヒグマではないと思われます。
ですが、数日間は用心し、この場所にヒグマが居ついていないことが確認されるまでコース利用を制限し、大学沼までのコースとします。
多い日には10頭ものヒグマが確認できる高根ヶ原斜面。しかし草地で見られる場合のみの数字です。藪の中にいるヒグマは見つけることは出来ません。
どこにでもヒグマは棲んでいると考えて、鈴を鳴らすなどヒグマとの距離をとる行動をお願いします。

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